日本語の分析能力を養う中・上級文法授業の試み-外国人日本語教師研修における実践-

書誌事項

タイトル別名
  • Designing Grammar Lesson to Develop Language Analysis Ability for Intermediate/Advanced Learners of Japanese : An Attempt in the Training Program for Foreign Teachers of Japanese-Language
  • ニホンゴ ノ ブンセキ ノウリョク オ ヤシナウ ナカ ・ ジョウキュウ ブンポウ ジュギョウ ノ ココロミ : ガイコクジン ニホンゴ キョウシ ケンシュウ ニ オケル ジッセン

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説明

本稿は、外国人日本語教師(Non-Native Teacher 以下、NNT)を対象とした中・上級の文法授業において、NNT が帰国後も自己の課題を認識し、自律的に日本語に向き合い分析する力を育成することを目標に行った授業の実践報告である。本実践では、日本語の分析能力を育成するために必要な要素を、「日本語の実態を客観的に観察し」「自分でルールを考え」「必要な情報を取捨選択し整理する」と考え、この3つの要素を取り入れ文法授業を実践した。分析能力育成の試みの中から、「調べ学習」「用例探索」「おもしろ日本語発見」について以下に報告する。そして、受講したNNT への質問紙調査から、分析能力育成の可能性を探った。NNT はこの実践を通して、主体的に活動することや協働することで、ある程度分析能力が高まったと評価しており、文法授業についてのイメージの変容も確認された。

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