学生の日常生活習慣と健康状態に関する文献展望 : 1988年〜1999年3月までの文献から

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  • Daily Habits and Health Status of Students : Literature Review from 1988 to 1999
  • ガクセイノニチジョウセイカツシュウカントケンコウジョウタイニカンスルブンケンテンボウ : 1988ネン〜1999ネン3ガツマデノブンケンカラ

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抄録

日常生活習慣と健康状態について多くの研究が行われ、日常生活習慣が健康状態に関与していることが報告されている。青年期は自らの選択により生活習慣を確立する時期であるが、青年期を対象とした調査は少ない。今回、学生を対象とした1988年〜1999年3月までに発表された原著論文、報告書の25件の文献を対象とした研究を行った。1)日常生活習慣と健康状態に関する文献の多くは大学生を対象とし、性別では女子学生を対象とするものが多い。日常生活習慣に影響する要因のうち生活環境要因を調査しているのは7件(28.0%)である。健康状態は身体的健康状態では自覚症状、健康診断結果、体脂肪率、骨密度値、欠席日数等を使用し、精神的健康状態では質問票調査による報告が多い。2)日常生活習慣と健康状態は高い相関を示し、睡眠、運動、食生活習慣、適正体重が健康状態に影響する報告が多い。喫煙と飲酒については習慣化している学生が少なく、健康状態との開運を報告するものはみられなかった。日常の生活習慣と健康状態には密接な関連がみられ、生活習慣病予防の点からも青年期からの良い健康習慣を確立し、「自分で自分の健康を守る」というセルフケア教育の必要性が求められる。

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