「しかし」と「そして」―言いかえられる場合、言いかえられない場合―

書誌事項

タイトル別名
  • “Shikashi” and “Soshite”: When are they interchangeable, and when are they not?
  • 「 シカシ 」 ト 「 ソシテ 」 : イイカエラレル バアイ 、 イイカエラレナイ バアイ

この論文をさがす

説明

接続詞の中で「しかし」と「そして」は、それぞれ逆接、順接に分類され、接続詞の中でも基本的、代表的なものと言える。本稿では、「そして」と「しかし」が互いに言いかえられる時、言いかえられない時があることから、それぞれの場合を考え、その働きをみてみた。発話のプロセスに沿って考えると、「そして」は、後に続くことがらが最後であることを示し、「しかし」は、後件にそれまでの流れとは異なることがらが来る先触れと言える。接続詞の「そして」「しかし」を順接、逆接と分けるのが一般的だが、その違いは実は大きくはない。

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ