書誌事項
- タイトル別名
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- Toward the General Theory of Grammatical Person
- イッパン ニンショウ リロン エ ムケテ
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説明
人生の危機としての心の病いと,科学の危機としての脳と意識の問題は,両者が一人称と三人称の対 立の問題である点で,共通性を持つ.一人称と三人称の対立を調停して行くものは,無人称か二人称し かあり得ないが,わたしは真の調停は二人称によってなされると考える.二人称との出会いを求める冒 険に出立するものは,自らが先駆的に二人称となって行く.二人称との出会いが対立の救済をもたらす としたら,救済を求めるものは,自らの動機づけによって,自らの救済よりも他者の救済を目指す実存 へと変貌せざるを得ないのである.そのような実存がお互いに出会うとき,対立は調停されて行く.脳 と意識の問題も,先駆的二人称としての母胎という考え方を導入することでしか,解決して行かないで あろう.
収録刊行物
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- 教育研究
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教育研究 (51), 1-9, 2009-03-31
国際基督教大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649821016320
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- NII論文ID
- 40016762691
- 120005445413
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- NII書誌ID
- AN00268135
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- NDL書誌ID
- 10393512
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- ISSN
- 04523318
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可