韓国の多文化家族における外国人妻の日常生活に関連した苛々感と精神的健康の関係

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タイトル別名
  • The relationship between irritated feeling related to daily life and mental health of foreign wives in multi-cultural family of Korea
  • カンコク ノ タブンカ カゾク ニオケル ガイコクジン ツマ ノ ニチジョウ セイカツ ニ カンレン シタ イライラカン ト セイシンテキ ケンコウ ノ カンケイ
  • カンコク ノ タブンカ カゾク ニ オケル ガイコク ヒトズマ ノ ニチジョウ セイカツ ニ カンレン シタ カクリカエシカン ト セイシンテキ ケンコウ ノ カンケイ
  • Relations between the irritated feeling which is relevant to the foreign wife's everyday life and mental health of multicultural family in Korea

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抄録

本研究は,韓国の多文化家族の外国人妻を対象に,日常生活に関連した「苛々感」と精神的健康の関連性を明らかにすることを目的とした. 調査対象は,韓国C道に在住する多文化家族の外国人妻2,000人とした.日常生活に関連したストレス認知を独立変数,GHQ-12で測定された精神的健康を従属変数,また「夫と妻の年齢差」「学歴差」「結婚形態」「夫の収入」「妻の韓国語習得状況」を統制変数として、構造方程式モデリングで解析した. 結果は,多文化家族の外国人妻の苛々感は精神的健康に密接に関係しており,特に「家族・近隣の人々に対する否定的感情」と「経済的逼迫感」が強く精神的健康に関係していた.以上のことから,韓国の多文化家族における外国人妻が日常生活の中で直面しているストレス問題を,社会福祉学的な観点から積極的に介入することの必要性が示唆された.

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