騒擾からボイコットへ : 19世紀ミュンヒェンのビールをめぐる公共圏

書誌事項

タイトル別名
  • From rioting to boycotting : a public sphere of beer in 19th century Munich
  • ソウジョウ カラ ボイコット エ : 19セイキ ミュンヒェン ノ ビール オ メグル コウキョウケン

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説明

1844年バイエルン王国の首都ミュンヒェンにおいて、ビール価格の高騰をきっかけに発生したビール騒擾は、その2年後にビール・ボイコットへと運動形態を変容させる。ドイツ地域では最初期の事例と考えられるボイコットへと、民衆運動が移行した歴史的要因を、18/19世紀転換期に頻発した職人蜂起・食糧騒擾との連続性、およびビールをめぐる都市の言説空間という視点から検討する。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 49 (4), 161-189, 2020-02-28

    同志社大学人文科学研究所

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