「道徳の時間」の授業論にみる教師の指導性

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タイトル別名
  • Arguments over the Educational Role of Teachers in Moral Classes in the 1950-70’s
  • 「 ドウトク ノ ジカン 」 ノ ジュギョウロン ニ ミル キョウシ ノ シドウセイ

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抄録

「道徳の時間」成立後に提唱された授業論において,教師と子ども(たち)の関係がどのように語られてきたかを整理し,次第に教師の指導性が前景化する様相を描き出した。1958 年ならびに1969・70 年の学習指導要領および指導書では「道徳の時間」特設前から重視された「子どもに寄り添う」教師像に加えて「子どもとともに学ぶ」「子どもたちの関係をつくる」教師像が提示された。これらの教師像を前提としつつ,道徳授業論においては「子どもたちの学習の道筋をつくる」という教師の役割が強調されたことが明らかになった。

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