書誌事項
- タイトル別名
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- Method improvement of carbon extraction from water sample for radiocarbon measurement (II)
- ミズ シリョウ ノ ホウシャセイ タンソ ノウド ソクテイ ノ タメ ノ シュホウ カイリョウ(ソノ 2)
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説明
水試料中のDICの14C測定を実施する上で必要なCO2抽出手法について、シンプルかつコストパフォーマンスに優れた手法を確立した。本手法の利点は、キャリアーガスを必要としないため、高圧ガスボンベが不要であること、これまで有機物試料の処理のために用いてきたCO2精製真空ラインに、簡単なユニットを追加するだけで実現可能なことである。反応容器のヘッドスペースにCO2を抽出し、抽出されたガスを真空ラインに膨張させ、CO2をトラップするというサイクルを繰り返すもので、ReCEIT法と名付けた。本報告では、NaHCO3溶液を用いたブランク評価のための実験結果を示す。NaHCO3溶液の14C濃度を測定するために、凍結乾燥して得られたNaHCO3粉末を酸化銅と炭素抽出を行って、ReCEIT法による結果と比較をした。その結果、凍結乾燥処理では、処理中に炭素の混入があったり、部分的に蒸発する等があったりすると推定され、本来の14C濃度やδ13Cが得られないことがわかった。
収録刊行物
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- 名古屋大学年代測定研究
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名古屋大学年代測定研究 5 1-5, 2021-03
名古屋大学宇宙地球環境研究所年代測定研究部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853650890776704
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- NII論文ID
- 120007150185
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- HANDLE
- 2237/0002001456
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- NDL書誌ID
- 032342974
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可