ナタマメを用いた健康寿命延伸を支援する食品開発における基盤的研究

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動物性タンパク質の過剰摂取が様々な疾患の原因になる可能性が示唆される一方で、植物性タンパク質の摂取が疾患の予防に役立つという科学的データが示され始めた。植物性タンパク質の主要な供給源は大豆および小麦であるが、これらのタンパク質もその消費に様々な問題を抱えており、植物性タンパク質の供給源には多様性が必要である。植物性タンパク質を豊富に含む食材は他にも多数あるが、加工特性に関する科学的情報が乏しい、あるいは生産性が低いものが多く、実用的ではない。そこで、著者らは生産性が高い植物由来のタンパク質の加工特性に関する科学的情報を蓄積したいと考え、研究を進めている。このような着眼点の取り組みはあまり実施されておらず、本総説では著者らのナタマメに関する最近の研究を中心に、ナタマメの特徴、ナタマメ主要タンパク質であるカナバリンの特徴、カナバリンがもつ健康寿命の延伸に関する可能性について紹介する。

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