急性心筋梗塞症地域連携パス

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  • Clinical evaluation of the effectiveness of a regional collaboration path for AMI analyzing clinical-laboratory data obtained at 6-month follow-up
  • −検査科側からのアウトカム−

抄録

<p>はじめに:急性心筋梗塞(以下、AMI)は、9割以上が自宅退院と通院による疾患管理が可能である。当院では医療機関の機能分化と連携を推進する目的で平成22年4月に岩手県内で初めて急性心筋梗塞症地域連携パス(以下、パス)を岩手中部医療圏で導入した。パス導入後1年半が経過したので、退院後6ヵ月後のフォローアップ入院時の検査データを解析し、パスの効果について検証した。</p><p>目的:地域連携パスを用いたAMI後の退院後管理が患者に有用か否かを問診や検査データを用いて評価する。</p><p>方法:本パス登録症例の初回入院時および6ヵ月後フォローアップ入院時のデータを用いて冠危険因子および服薬が良好に管理されているか検証した。</p><p>対象:パス導入後1年経過までに適用した27症例中、6ヵ月後フォローアップ入院および検査対象例の12症例。</p><p>結果:全例6ヵ月後フォローアップ検査が行われ、AMI再発例はなく、再狭窄、他病変の進行例も少なく、また退院後の冠危険因子、服薬はほぼ良好に管理されていた。</p><p>結語:本パスはAMI後の退院後管理に有用であると考えられる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853879727723136
  • NII論文ID
    130008149405
  • DOI
    10.50842/jjscp.14.3_195
  • ISSN
    24361046
    21876592
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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