18 歳人口減少期のセンター試験の出願状況の年次推移と地域特性

書誌事項

タイトル別名
  • Quarter-century changes in applicants for the National Center Test and their regional characteristics as the 18-year-old population shrinks
  • 18歳人口減少期のセンター試験の出願状況の年次推移と地域特性 : 志願者の2層構造化と出願行動の地域特徴
  • 18サイ ジンコウ ゲンショウキ ノ センター シケン ノ シュツガン ジョウキョウ ノ ネンジ スイイ ト チイキ トクセイ : シガンシャ ノ 2ソウ コウゾウカ ト シュツガン コウドウ ノ チイキ トクチョウ
  • Two layers of applicants and characteristics of prefectures
  • ―志願者の2 層構造化と出願行動の地域特徴―

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説明

<p>近年,大学入試の改革に関わる議論が足早に進められている。中でも大きな役割を担うセンター試験は,四半世紀に及ぶ歴史の中,18 歳人口の減少や参加私立大学の増加といった,社会的な変化に揉まれてきた。本研究では,センター試験の利用方法の移り変わりを追うことで,その社会的役割や機能の変遷を捕捉し,望まれる改革のあり方を探る。まず受験出願動向の年次推移を分析し,志願者はどのように変わってきたのか,変わらない性質は何かを検討した。その結果,センター試験志願者の2 層構造化が見出された。経年的に安定した中核層と,試験の利用方法が多様な新参入層とが分離した。次に,都道府県別にセンター試験利用率や出願先の属性を分析したところ,地域ごとに固有の特徴的なパターン類型が見られ,センター試験の担う役割は地域ごとに異なることが浮き彫りとなった。さらに県別の18 歳人口の推移予測からは,地域特性や将来展望に即した個別方策の必要性が指摘された。</p>

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