マイナスイオンの正常とAkita糖尿病マウスの皮膚創傷治癒への効果
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- 間脇 彩奈
- 名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻看護科学
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- Arya Iswara
- 金沢大学大学院医薬保健学総合研究科保健学専攻
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- 向井 加奈恵
- 金沢大学医薬保健研究域保健学系看護科学領域
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- 中島 由加里
- 金沢大学医薬保健研究域保健学系看護科学領域
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- 中谷 壽男
- 金沢大学医薬保健研究域保健学系看護科学領域
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of negative ions on wound healing in normal and Akita diabetic mice
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抄録
<p>過去の研究からマイナスイオンの様々な効果が報告されている。本研究では、マイナス電位治療器が発生させるマイナスイオンが皮膚創傷治癒にどのような影響を与えるかを正常マウス(実験1)と糖尿病マウス(実験2)を用いて検討した。マウスの背部に左右1個ずつの直径8mmの円形皮膚全層欠損創を作製し、マイナスイオン曝露群と非曝露群に分け創面積の縮小を観察した。さらに、実験1では光学顕微鏡における創の性状を観察した。結果、実験1・実験2の両群とも同じような治癒過程を辿り、創面積の縮小において両群間に有意差は見られなかった。実験1においては創作製後10日目までに、実験2においては13日目までに創面積は創作製時の約20%に縮小し、実験1の組織学的所見において、血管新生や膠原線維の発達に両群間で明確な差は見られなかった。すなわち、マイナスイオンの皮膚創傷治癒促進に対する効果は不明であった。</p>
収録刊行物
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- 形態・機能
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形態・機能 20 (2), 69-75, 2022
コ・メディカル形態機能学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390854117435733760
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- NII論文ID
- 130008163114
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- ISSN
- 18846084
- 13477145
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可