マルウェアに関する情報セキュリティの理解を促進させる小学校プログラミング教育の提案

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書誌事項

タイトル別名
  • A Practical Study on Elementary School Programming Education to Promote Understanding of Information Security Regarding Malware

抄録

<p>本研究の目的は,マルウェアに関する情報セキュリティの理解を促進させる小学校プログラミング教育実践を構築し,その効果を検証することである。ビジュアル型プログラミング環境Scratch3.0を利用し,ウイルス感染,ウイルス対策ソフト開発を疑似体験できる教材を開発した。開発した教材を用い,小学4年生31名を対象に,プログラミングを取り入れた情報セキュリティに関する試行的授業を実践した。分析の結果,マルウェア,コンピュータウイルス対策ソフトに関する理解が深まったことが明らかとなった。小学校中学年段階において,プログラミングの学習と,情報セキュリティの学習を連携させることで,それぞれの学習活動での体験知,習得した形式知が相互作用し,情報の科学的理解を伴った情報セキュリティに関する判断力を育成できる可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390854717698965248
  • DOI
    10.32309/jjste.63.1_101
  • ISSN
    24346101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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