発達支援における「親の会」活動の試み : プログラムの試みと保護者の反応

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  • The Attempt of the acctivities of “Parent’s meeting” in the development support : the attempt of the program and reaction of the protector

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抄録

本論文では,発達支援のニーズを有する子どものためのグループセラピーと並行して実施された「親の会」のプログラムの試みとその保護者の反応について検討した。本親の会は,子どもの年齢や発達特性に同一性・均質性のある保護者によって構成されている。プログラムでは,プログラムの1つであるテーマトークの課題設定や工夫として,設定されたテーマを話してもらうだけでなく,子どもについて外在化して分析できるようなワークシートを用いることで,客観的に眺められる視覚的なツールを用いる有用性が示唆された。また,リラクセイションプログラムでは,保護者支援で必要となる情緒的側面(疲労感,切迫感)を緩和するような支援プログラムとしての機能だけでなく,保護者自身がリラックスしたことでテーマトークのみを継続して行う時よりも保護者の表情も和らぎ自然とセラピストや保護者間でのコミュニケーションが活発になり,会自体の活性化やグループとしての凝集性に寄与する意義があると考えられた。

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