医工連携で課題解決―RAPNにおける超音波プローブアタッチメント開発―

DOI
  • 小林 聡
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野 ハーバード大学医学部放射線科
  • 中楯 龍
    九州大学先端医療オープンイノベーションセンター
  • 宮田 信一
    株式会社三松
  • 牟田口 淳
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 李 賢
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 門司 恵介
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 柏木 英志
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 武内 在雄
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 塩田 真己
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 猪口 淳一
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野
  • 江藤 正俊
    九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野 九州大学先端医療オープンイノベーションセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Development of ultrasound probe attachment for robot-assisted partial nephrectomy through medical-engineering collaboration

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説明

<p> ロボット支援腎部分切除術の術中超音波検査は, 腎腫瘍を確実に切除するために必須である. 術中超音波検査に用いられるL43Kプローブは, この術式に使用される超音波プローブの1つであり, 術中はフェネストレイテッド鉗子でプローブのフィンを把持して使用する. RAPNは狭い後腹膜腔で鉗子を使ってプローブを操作しなければならず, プローブ先端からフィンを把持することが頻回にあった. このフィンはプローブ先端に向かって傾斜が低くなりかつ放射状に広がっている構造のため, プローブ先端から把持できない設計になっている. これが原因でプローブ先端からの把持は安定せず, プローブを頻回に落としていた. 今回我々はプローブの先端から把持しづらい課題に対して, 医工連携を通してプローブアタッチメントを開発して解決したので報告する.</p>

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