楕円環状の迂回機能評価手法

書誌事項

タイトル別名
  • A METHOD TO EVALUATE PERFORMANCE OF DETOURING ON ELLIPTIC RING ROADS

抄録

<p>「2040年,道路の景色が変わる」による「人々の幸せの実現」を目指す道路整備や,改正道路法のもと創設された歩行者利便増進道路といった新たな道路施策が打ち出されている.地方中核都市でこのようなみちづくりを実践するためには,環状道路の整備による都心部に無用な通過交通の排除が必要不可欠であるが,環状道路の形状によっては期待した効果が発揮されないケースもある.本研究では,環状道路を楕円形状でパターン化し,楕円弧上の移動経路と楕円中心を経由する移動経路の移動時間を比較することで,環状道路の迂回機能を評価する手法を検討するとともに,環状道路が機能する基本的な条件を考察した.最後に,想定される本評価手法の適用場面として,都心部を通過する道路を持つθ形状ネットワークの性能評価があり得ることに言及する.</p>

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