書誌事項
- タイトル別名
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- Why are the Japanese said to be weak in English?
説明
「日本人は英語ができない」という認識は意識的・無意識的に日本人の心に付着しているし、その理由付けも新聞、雑誌、専門書、インターネット等でよく見受けられる。そこで序章では、これらの理由付けを大きく 4 つに分類し、それぞれに解決に向けたコメントを加える。しかし、これら解決が見込める課題以外に、母語以外の言語を習得する際に働く解決できない困難な力が、その一般的性格上あるいは社会的要因として存在するのではないかとの推測から、これらについて第 2 言語習得論と社会言語学の立場から追究する。まず前者では、第 2 言語習得とその基本的属性、第 2 言語の学習・使用開始の時期、第 2 言語習得の環境、第 2 言語インプットの処理方法の点から考察し、後者では、使用される言語を母語と異言語に分類し、さらに異言語を移民・長期滞在者型第二言語、旧植民地型第二言語、外国語に分類して素性分析を行い、各環境での第 2 言語習得の難易性について考察する。最後に、英語の習得が困難な日本ではインターネットの活用が有効であることを主張する。
収録刊行物
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- 長野保健医療大学紀要
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長野保健医療大学紀要 7 1-14, 2022-07-01
長野保健医療大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390856273827462272
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可