妊婦の自動車運転に関する研究(第一報) : 小豆島における実態調査

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タイトル別名
  • Investigation on Car Driving during Pregnancy : Fact-finding Inquiry of Pregnant Woman Drivers in Sh6doshima Island
  • ニンプ ノ ジドウシャ ウンテン ニ カンスル ケンキュウ ダイイッポウ ショウドシマ ニ オケル ジッタイ チョウサ

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抄録

妊娠中の自動車運転の実態を明らかにするために、女性ドライバーの多い小豆島において調査を行った。町立内海病院で出産した女性184名に質問紙を郵送し、138名より回答を得た。①138名中免許保有者は129名、実際に運転をしていた者は117名であった。以下は117名の分析結果である。②94名(80.3%)と大多数の者が妊娠36週以降まで運転を継続していた。また、つわりの期間申も77名(65.8%)の者が運転を中断していなかった。③78名(66.6%)の者が「妊娠中の運転は支障がない」又は「便利でよい」との感想をもっていた。一方、多少とも困難を感じた者は35名(299%)認められたが、次回妊娠時に「運転をしない」と考えている者はユ名のみであった。④ 軽自動車群に妊娠中の自動車運転に困難を感じた者が多かった。シートベルト着用者は32名(27.4%)と少数であった。⑤ 出産後は1か月目から運転を再開した者が93名(79.5%)に達した。今回の研究から、小豆島では自動車利用が日常生活に欠かせないものとなっており、妊娠中も例外ではないことが明らかになった。妊娠中の保健指導として自動車運転を含む個別対応が重要であると認識した。

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