Functional Movement Screening Systemにおける自動下肢伸展挙上スコア1と3の者における体幹伸展筋群の筋活動様式の違い

DOI
  • 藤島 大希
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科(在)川口工業総合病院 リハビリテーション科
  • 吉川 和希
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科 博士前期課程 リハビリテーション学専修
  • 金野 賢
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科 (在)筑波大学 人間総合科学学術院 人間総合科学研究科 体育学学位プログラム
  • 鈴木 克也
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科 (在)埼玉みさと総合リハビリテーション病院 リハビリテーション科
  • 高﨑 博司
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Differences in the muscle activity patterns of trunk extensors based on active straight leg raising test scores: a pilot study
  • ―pilot study―

抄録

<p>本予備研究の目的はFunctional Movement Screening system (FMS)における自動下肢伸展挙上(ASLR)のスコア1とスコア3の者の間には体幹表層伸展筋群の筋活動様式の違いがあるのかを検証するために必要なサンプルサイズを算出することとした。対象は,腰痛下肢痛は無いがFMS-ASLRスコア1(機能不全有り)の者18名とスコア3(機能不全なし)の者9名を対象とした。右ASLR時における,右大腿直筋の筋活動onsetに対する左右胸最長筋,左右腰腸肋筋,左右多裂筋の筋活動遅延の差を算出し,効果量(Hedges’ g)とα=0.05,β=0.2における必要サンプルサイズを算出した。結果,スコア1の者はスコア3の者に比べて右大腿直筋に対する左右胸最長筋,左右腰腸肋筋,左右多裂筋の筋活動遅延が小さく,その効果量は全評価項目の中で最大値の1.32となり,必要なサンプルサイズはFMS-ASLRスコア1(機能不全有り)の者14名とスコア3(機能不全なし)の者14名と算出され,本実験においては少なくとも合計で28名の被験者が必要であることが分かった。</p>

収録刊行物

  • 徒手理学療法

    徒手理学療法 22 (2), 73-77, 2022

    日本徒手理学療法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390856981716030976
  • DOI
    10.32166/jmpt.22.2_73
  • ISSN
    24344087
    13469223
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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