戦後沖縄における「米留組」への眼差し : 米国留学経験者の留学後のアイデンティティ形成と交渉過程
書誌事項
- タイトル別名
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- Returning from US Study Abroad: Cold War Representation and Construction of Beiryu : Gumi's Identity in the US Military Occupation of Okinawa
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説明
本論文では、第二次世界大戦後27年間、米国統治下に置かれた沖縄で陸軍省が実施した「米国留学制度」に着目し、米国留学を経験した沖縄の人々の帰郷後に焦点を当てる。米国は民主主義を推進する外交戦略として、冷戦期にアジアで様々な文化・教育交流を実施した。「米国留学制度」設立の背景には、戦後沖縄の経済復興、民主主義の推進、親米的指導者の育成などの米国側の思惑があった。本論文では、米国留学経験者のライフストーリーの分析を基に、彼ら・彼女らが帰郷後、米軍関係者と地元の沖縄住民との間で、どのように自らの立ち位置をつくり、主体性を形成し、交渉を行ったかを明らかにする。
紀要論文
収録刊行物
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- 琉球大学欧米文化論集 = Ryudai Review of Euro-American Studies
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琉球大学欧米文化論集 = Ryudai Review of Euro-American Studies (63), 19-39, 2019-03-31
国際地域創造学部国際言語文化プログラム
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390857202731507584
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- NII論文ID
- 120006620823
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- NII書誌ID
- AN10471113
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- HANDLE
- 20.500.12000/44226
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- NDL書誌ID
- 030478214
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- ISSN
- 13410482
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles