学習者の理科を学ぶ有用性の認識

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タイトル別名
  • Learners’ Perception of the Usefulness of Learning Science
  • —From the Viewpoint of Practicality and Importance—
  • ―実用性と重要性の視点から―

抄録

<p>本研究では,学習者の理科を学ぶ有用性の認識としての「実用性」と「重要性」にどのような違いがあるかを明らかにすることを目的とした.そのためにまず,学習者の理科を学ぶ有用性の認識としての「実用性」と「重要性」を測定するために,学習者が理科学習の意義や有用性を実感できる指導法を整理し,12項目の質問を作成した.次に,中学生を対象に,作成した質問紙を用いて調査を行った.その結果,「日常生活と科学の知識」,「科学的能力」,「科学全般に関わる内容」の三つの内容において,「日常生活と科学の知識」が他の内容よりも,有用性としての「実用性」と「重要性」の認識に差が生じやすいことが明らかになった.このことから,「実用性」と「重要性」の認識の違いに着目することは,理科を学ぶ有用性について再考する視点を提供し得ると考えられる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857379616064128
  • DOI
    10.14935/jsser.37.4_41
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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