-
- 青木 拓也
- 東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 臨床疫学研究部
書誌事項
- タイトル別名
-
- Significance and Perspective of Patient Experience (PX) Assessment
- Patient Experience (PX)ヒョウカ ノ イギ ト テンボウ
この論文をさがす
説明
Patient Experience(PX)は,医療サービスに関する患者の具体的な「経験」を意味する概念であり,Patient Satisfaction(PS)の進化形として,国際的に重要な医療の質指標に位置付けられている.PXの意義に関しては,すでに国内外で多くのエビデンスの蓄積があり,PXが,技術的な医療の質指標と正の関連を示すことに加え,アドヒアランス,セルフマネジメント,受療行動といった患者行動などにも影響を及ぼすことが報告されている.行政機関主導でPXの活用を推進する諸外国と比較し,日本のPX評価の取り組みは,これまで大きく遅れをとっていたが,近年日本でもPX尺度の開発研究やPXを用いた実証研究が活発化しつつある.今後日本でも,医療の質向上のため,幅広い領域かつ臨床・教育・研究の各方面で,PXの評価・活用を推進する必要がある.
収録刊行物
-
- 医療の質・安全学会誌
-
医療の質・安全学会誌 17 (4), 393-398, 2022
医療の質・安全学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390857523690686720
-
- NII書誌ID
- AA12222118
-
- ISSN
- 18823254
- 18813658
-
- NDL書誌ID
- 032524598
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可