手技療法の強度測定装置の考案と作製

DOI
  • 戸部 悠紀
    帝京科学大学 医療科学部 東京柔道整復学科
  • 昇 寛
    帝京科学大学 医療科学部 柔道整復学科
  • 杉浦 加奈子
    帝京科学大学 医療科学部 柔道整復学科
  • 濱田 淳
    帝京科学大学 医療科学部 東京柔道整復学科
  • 佐藤 Tutomu
    帝京科学大学 医療科学部 東京柔道整復学科

書誌事項

タイトル別名
  • Design and Construction of a Strength Measuring Device for Manual Therapy
  • -For the purpose of measuring the strength of light and strong rubbing methods-
  • ―軽擦法と強擦法の強度測定を目的に―

抄録

[目的]今回,手技療法の中の軽擦法と強擦法に着目し,その押圧の強度を検証するための装置を考案・作製した.本論文の目的は,本装置の仕様紹介と使用方法を報告することとした. [本装置の仕様]本装置は木製で箱部と底板部で構成され,外枠部内部には水銀レス電子血圧計のカフを2個設置し下方押圧力の測定に対応させた.底板部は箱部より左右前後に4㎝の予備幅代を設け,台座との設置(万力固定)に使用した.[測定方法] 箱部内の2個の血圧計カフを30㎜Hgに膨張させて,その上部に渡し板を設置した.施行者は手掌根部で渡し板上を2往復/秒 させる要領で軽擦法,強擦法を実施する.統計処理はSPSSによる級内相関係数ICC(1,3)にて検者内信頼性を求める.さらにICC(3,1)にて検者間信頼性を求める.[本装置の信頼性と妥当性]本装置の信頼性と妥当性については未検証のため,本研究の問題点として位置づけ今後の課題とする.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390857822163718400
  • DOI
    10.51039/ises.4.2_29
  • ISSN
    2436679X
    24337722
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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