新規持続緩除式血液濾過器SHGの溶質除去能に関する基礎的検討

書誌事項

タイトル別名
  • Basic study of solute removability of the newly developed continuous hemofilter “SHG”

説明

<p>持続的血液濾過透析(continuous hemodiafiltration:CHDF)で用いられる持続緩徐式血液濾過器(hemofilter)として東レ株式会社にて新たにヘモフィールSHG(以下SHG)が開発された。このhemofilterは既存のヘモフィールSH(以下SH)に比べ,中空糸内側の血液の流れがよりスムーズになるよう設計された膜構造となっている。本研究では,牛血液を用い,同じ血液を2つに分け,SHGとSHのlifetimeや溶質除去特性に関する透析濾過実験を行った。血液側入口圧はSHGとSHともに経時的に徐々に上昇したが,両hemofilterの経時変化には大きな差はみられなかった。各hemofilterの尿素クリアランスは実験開始後20分時点には有意差がなかったが,hemofilter交換の目安となる血液側入口圧250mmHg時点ではSHGの方が有意に大きかった。SHGとSHではSHGで溶質除去能のlifetimeがより長くなることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390858220181644544
  • DOI
    10.34325/jsbpcc.2.2_198
  • ISSN
    2434219X
    21851085
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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