Poly(L-lactic acid)-<i>block</i>-poly(sarcosine)両親媒性ポリデプシペプチドからなる放射性ヨウ素標識ナノキャリアの合成と担癌マウス及び炎症モデルマウスにおける生体内分布

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タイトル別名
  • Synthesis of Radioiodine-labeled Nanocarrier Composed of Poly(L-Lactic Acid)-<i>block</i>-Poly(Sarcosine) Amphiphilic Polydepsipeptide and Its Biodistribution in Tumor-bearing and Inflammation Model Mice
  • Synthesis of Radioiodine-labeled Nanocarrier Composed of Poly(L-Lactic Acid)-block-Poly(Sarcosine) Amphiphilic Polydepsipeptide and Its Biodistribution in Tumor-bearing and Inflammation Model Mice

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説明

<p>我々は,腫瘍集積性新規ナノキャリアである両親媒性ポリデプシペプチドミセル「ラクトソーム」の癌イメージングプローブ適用を目指している。本研究では、単一光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)を用いたin vivo画像診断用放射性トレーサー開発を目的に、放射性ヨウ素標識ラクトソームの合成とその評価を行った。125I標識ラクトソームは生体内分布実験に十分利用できる良好な収率で得られた。125I標識ラクトソームの放射能は、マウス投与後2–48時間の間、血液中で高いレベルを維持した。大腿部に移植したColon-26腫瘍への放射能の取り込みは徐々に増加した。皮下腫瘍/筋肉の放射能取り込み比は、注射後48時間で16.7まで増加した。さらに、123I標識ラクトソームを用いたマウス腫瘍SPECTイメージングが可能であった。一方、テレピン油誘発性炎症組織の放射能取り込みは24時間で最大となり、その後48時間では減少した。結論として、放射性ヨウ素標識ラクトソームは腫瘍や炎症を対象とした核医学イメージングプローブとして開発できるナノキャリアの可能性がある。</p>

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