胃癌に対する幽門側胃切除術の現状と展望

書誌事項

タイトル別名
  • Current status and perspective of distal gastrectomy for gastric cancer

抄録

<p>胃癌手術はBillrothによる幽門側胃切除術の成功に始まり,Mikuliczによるリンパ節郭清の体系化を受け,切除郭清範囲が拡大した.わが国では胃癌研究会による全国胃癌登録の膨大なデータ解析を経て,D2郭清手技が確立した.1980年代以降,胃癌手術のRCTが欧州と日本で展開され,経験を積んだ外科医によるD2リンパ節郭清が,早期癌を除く胃癌に対して標準術式となった.腹腔鏡下手術は開腹手術とのRCTにおいて,低侵襲性,安全性,根治性が示された.ロボット支援手術は,開腹・腹腔鏡下手術との臨床試験でエビデンスが構築されつつある.今後ロボット支援手術の優越性が示されることが期待されている.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859370686244864
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.120.462
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    37302831
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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