応答速度に優れた光学式溶存酸素センサーを用いた静的<i>k</i><sub>L</sub><i>a</i>測定法の検討

  • 長森 英二
    大阪工業大学大学院工学研究科 化学・環境・生命工学専攻
  • 佐藤 貴志
    大阪工業大学大学院工学研究科 化学・環境・生命工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of a Static <i>k</i><sub>L</sub><i>a</i> Measurement Method Using an Optical Dissolved Oxygen Sensor with Fast Response Time

抄録

<p>kLa値(酸素移動容量係数)は培養槽のスケールアップ指標として広く利用されており,その測定には従来から複数種の測定法が用いられてきた.中でも静的方法は菌体培養を必要せず,測定条件を柔軟に変更でき,繰り返し測定も容易であるため非常に簡便である.一方で従来のガルバニ電池式溶存酸素センサーでは応答遅れが顕著で,実培養で使用されるような高いkLa値の培養条件の評価が不可能であった.今回,応答速度が顕著に速い光学式溶存酸素センサーを用いることで300 h−1以上の高いkLaが静的方法により測定可能であることを明らかにした.さらに全くの同条件(同一容器,同一撹拌条件など)にて各種のkLa測定法との相関付けを行った.</p>

収録刊行物

  • 化学工学論文集

    化学工学論文集 49 (5), 142-148, 2023-09-20

    公益社団法人 化学工学会

参考文献 (7)*注記

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