肺炎球菌結合型ワクチン非含有血清型 10A による 侵襲性肺炎球菌感染症の 1 乳児例

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  • Invasive pneumococcal disease due to non-vaccine serotype 10A Streptococcus pneumoniae in an infant

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抄録

沈降 13 価肺炎球菌結合型ワクチン(13- valent pneumococcal conjugate vaccine : PCV13)を 1 回接種していたが,発熱を契機に入院し,侵襲性肺炎球菌感染症(invasive pneumococcal disease:IPD)と診断された2 か月の男児を経験した。血液培養検査で分離された肺炎球菌の血清型は 10A で PCV13 非含有の血清型だった。PCV13 導入後にIPD患児の数は有意に減少したが,非含有の血清型のIPD患児の割合が増加している。ワクチン接種によっても完全には IPDを予防できず,PCV13 非含有血清型によるIPD に注意が必要である。

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