マンモグラフィ内外斜位撮影の臨床画像評価を対象としたアノテーション付与における評価者間信頼性と人的負荷

書誌事項

タイトル別名
  • Inter-rater Reliability and Cost in Pricing for Creating Dataset Focused on Mediolateral Oblique View in Mammography

抄録

<p>【目的】マンモグラフィのポジショニングを評価する深層学習モデルの生成を目指している.精度良い学習用データセットの生成のため,ラベリングにおける評価者間信頼性とその作業負荷を評価した.【方法】107枚の画像について,検診マンモグラフィ撮影認定技師2名が画像評価基準に基づいて判定し,カッパ係数にて一致度を評価した.更に,1枚当たりの作業コストを作業時間と月収から算出した.【結果】カッパ係数は,乳房下部は0.71, 乳頭側面性は0.43, 大胸筋は0.45, 左右対称性は0.10, 乳腺後隙は0.61であった.乳線の広がりは有意差が認められなかった.作業コストは1枚11.0円となった.【結語】評価者間信頼性は,乳房下部,乳頭側面性,大胸筋,乳腺後隙は「中程度の一致」から「かなりの一致」となった.左右対称性は「わずかな一致」で,ラベル付与には評価者間の十分な合意形成が必要と考えられた.ラベル付与のコストは既存サービスと同等もしくは高い値となった.</p>

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参考文献 (13)*注記

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