ロボット補助腹腔鏡下での前立腺癌と直腸癌の同時手術について

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タイトル別名
  • Simultaneous robot-assisted laparoscopic surgery for prostate and rectal cancer

抄録

<p> 前立腺癌と直腸癌が同時期に発見され, 同日にロボット補助腹腔鏡下手術を施行したので報告する. 症例は80歳男性. 外科医が先行しS状結腸の授動, リンパ節郭清を施行. 大腸内視鏡にて腫瘍を確認しながら肛門側で直腸を離断. 泌尿器科医に交代しレチウス腔を展開. 前立腺摘除, 膀胱尿道吻合施行. ロッコスティッチは尿道背側のデノビエ筋膜と膀胱背側縦走筋束との1層縫合になった. カメラポートの創を延長し前立腺を摘出. 外科医に交代し, 直腸断端を導出し血流を確認後に口側腸管を離断. 再気腹し腸管を端々吻合した. 手術2カ月後には失禁がなく, 最大排尿筋圧48 cmH2O, 肛門最大静止圧/随意収縮圧20/265 mmHgと良好であった. 術後1年半経過しているが, 再発なく, 便失禁なく, 尿失禁なく, 残尿16 mLと順調に経過している.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861305859819136
  • DOI
    10.11302/jserjje.36.2_290
  • ISSN
    2436875X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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