幼児の理解度に着目したピクトグラムのグラフィックエレメント
書誌事項
- タイトル別名
-
- Graphic elements of pictograms based on comprehension for preschool children
説明
<p>ピクトグラムは、文字を使わずに情報を伝達するノンバーバルコミュニケーションであり、絵や図形を用いることから、就学前の子どもにも役立つと考えられる。しかし、規格化されているピクトグラムは15歳以上を対象に作成されており、国際標準化機構ISOや日本産業規格JISの理解度調査は、15歳未満が対象外である。そこで本研究は、幼児にわかりやすいピクトグラムの条件を明らかにすることを目的とする。①子どもによる描写の観察(対象:3~12歳、30名)②わかりやすさの観点からピクトグラムを順位付けする調査(対象:4~5歳、51名)を行った。結果、「部分具象」「モノ・動き・自己投影しやすい人型(5頭身:子どもの姿)による文脈追加」のグラフィック要素がわかりやすいことが明らかとなった。</p>
収録刊行物
-
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
-
日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 (0), 282-, 2023
一般社団法人 日本デザイン学会