中学生の友人関係における動機づけと友人充実感の関連
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationships between Motivation and Friendship Satisfaction
- Mediating Role of Various Academic Help Behaviors and Moderating Role of Academic Competence
- 学業的援助行動の媒介効果と学業的コンピテンスの調整効果に着目して
抄録
<p>本研究では,親密な友人関係の形成・維持過程の動機づけモデル(岡田 2008a)に基づき,友人関係への動機づけが多様な質の学業的援助行動を経て友人関係の充実感に与える影響を検討した.中学生197名を対象として調査を行った.パス解析の結果,自律的な動機づけが友人充実感を直接的に高めるとともに,外的理由が学業的援助要請の回避を媒介して友人充実感を低めるというプロセスが示された.また,調整媒介分析によって学業的コンピテンスの調整効果を検討した.その結果,学業的コンピテンスが高いときに,外的理由を中心とした統制的な動機づけが適応的でない学業的援助授与に結びつきやすくなるという調整効果が多く示された.ここから,友人との学びについて検討する際には,学業的援助行動の多面性に加えて,友人関係への動機づけと学業的コンピテンスの相乗的な関係にも注目する重要性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本教育工学会論文誌
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日本教育工学会論文誌 47 (3), 527-535, 2023-12-20
一般社団法人 日本教育工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390861460670951808
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- ISSN
- 21896453
- 13498290
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可