国立がん研究センター東病院での臨床データを活用したAI開発

DOI
  • 竹下 修由
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門
  • 北口 大地
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門
  • 長谷川 寛
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門
  • 竹中 慎
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門
  • 古澤 悠貴
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門
  • 杵淵 裕美
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門
  • 伊藤 雅昭
    国立がん研究センター東病院 医療機器開発推進部門

抄録

<p>国⽴がん研究センター東病院では、2017年度に開設されたNEXT医療機器開発センターにおいて医療機</p><p>器開発が⾏われ、2022年度より医療機器開発推進部⾨が発⾜し、さらなる推進を進めている。臨床現場</p><p>発の医療機器開発のアドバンテージとして、臨床ニーズへのアクセス、臨床データへのアクセスが挙げ</p><p>られるが。特に今回は臨床データを活⽤したAI開発の取り組み事例と、そのインフラ‧体制について共</p><p>有させていただく。</p><p>学術研究の範囲に留まるプロジェクトにおいては、臨床医主導でプロジェクト提案(ニーズ‧ペイン‧</p><p>コンセプトを含む)が⾏われることが多く、臨床側が探索的に準備したデータセット(必要時アノテー</p><p>ション実施済)を⽤い、まずは数⼗〜数百症例でのパイロット的なAI解析を実施し、フィジビリティや</p><p>必要なデータ量の⾒積もりを試みる。院内に常駐する⼯学系の研究員が担当することが多いが、近年で</p><p>はAI解析のスキルを独学で有する医師が⾃⾝で⾏うプロジェクトも散⾒される。</p><p>次ステップとして、さらなる精度向上やグラント取得などに向けたブラッシュアップに際しては、院内</p><p>に常駐する⼯学系の研究員が担当しつつ、社会実装や製品化を⽬指すプロジェクトについては、医療機</p><p>器開発推進部⾨として外部企業との共同研究の探索や、国⽴がん研究センター発ベンチャーの⽴ち上げ</p><p>などに繋げている。成功例や課題を共有しながら有意義なディスカッションをさせていただきたい。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual61 (Abstract), 114_1-114_1, 2023

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390861770520580096
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual61.114_1
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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