MgSiO<sub>3</sub> ブリッジマナイト多結晶体破断面におけるアモルファス層の存在と応力誘起相変態による高靭化

DOI
  • 西山 宣正
    ドイツ電子シンクロトロン(DESY) 東京工業大学 住友電気工業株式会社
  • Kulik Eleonora
    ドイツ電子シンクロトロン(DESY)

書誌事項

タイトル別名
  • Presence of Amorphous Layer on Fracture Surface of Polycrystalline MgSiO<sub>3</sub> Bridgmanite

抄録

MgSiO3 組成の高圧相であるブリッジマナイト多結体の破断面のX線回折測定およびラマン分光法による評価を実施した。その結果、軟X線吸収分光測定によって検出された破断面に存在するシリコン4配位相が、MgSiO3 アモルファスであることが明らかとなった。さらに、マイクロカンチレバー試験片を用いた破壊試験を実施した結果、亀裂進展抵抗が亀裂進展とともに増加する現象を観察した。このことは、この物質が応力誘起相変態(ブリッジマナイトから MgSiO3 アモルファス)によって高靭化している可能性がある。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862268805702656
  • DOI
    10.18957/rr.12.1.8
  • ISSN
    21876886
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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