地域の資源を活用した教育普及における学芸員の役割と課題
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- 田中 梨枝子
- 京都芸術大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Role and Problems of Educators in Museum Education Using Local Resources
- —Practices in Public Cultural Facilities in the City Center—
- ―中心市街地の公共文化施設の実践を通して―
抄録
<p>近年美術館の教育普及は,地域の文化的資源を活かした取り組みを求められるようになった。また,まちづくりの計画の一環で,美術館を複合施設化し,中心市街地に移転や新設して文化的活動・情報拠点を形成しようとする動向もある。本稿は中心市街地活性化計画の一環として設置された2つの公共文化施設における教育普及活動から学芸員と地域資源の関係性,そこにおける教育普及に必要な技能について考察するものである。調査は各施設の教育普及について担当学芸員から聞き取りを行い,人員・予算・使命という教育普及に必要な諸条件と,その現場特有の課題,学芸員の学び直しの機会などの観点から分析する。本研究は,教育普及による地域資源の活用への一助となり,他の地域の博物館・美術館や文化施設と共通する教育普及上の課題解決への糸口となることを目指すものである。</p>
収録刊行物
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- 美術教育学研究
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美術教育学研究 55 (1), 193-200, 2023
大学美術教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390862623771365120
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- ISSN
- 21893586
- 24332038
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可