コロナ禍における大阪大学の実践事例からみる緊急遠隔授業の工夫と課題

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タイトル別名
  • Adaptations and Challenges in Emergency Remote Teaching : Insights from Osaka University’s Practical Case during the COVID-19 Pandemic
  • コロナカ ニ オケル オオサカダイガク ノ ジッセン ジレイ カラ ミル キンキュウ エンカク ジュギョウ ノ クフウ ト カダイ

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抄録

調査報告

2020年度の新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために,日本でも緊急的にオンライン授業が実施されることとなった.このような緊急遠隔授業は,周到に計画・設計されたオンライン学習と区別して捉えるべきであり,それがどのような苦労や工夫のもとに実践されたのかをふりかえり,得られた教訓を整理しておくことは,今後の同様の事態にも資する知見として重要性が高いと思われる.そこで,本研究では,2020年度前半に実施されたオンライン授業に関するアンケートで収集された記述内容を分析し,教員の緊急遠隔授業における工夫を整理した.結果,「通信やデバイス等の学習環境の違いへの配慮」「教授学習上の工夫」「著作権,プライバシーへの配慮」「取り組む姿勢」の4つの工夫のカテゴリが抽出され,各カテゴリから,コロナ禍以前から蓄積されてきた知見が再認識されるとともに,緊急時特有の特徴も明らかになった.

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