複式学級外国語活動におけるくりかえし案の有効性の検討 : 単式学級とのパフォーマンステスト結果の比較を通して

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  • A Study on the Effectiveness of Repeated Curriculum in Foreign Language Activities in a Combined Grade Class: Comparison With Performance Test Results of Single Grade Students

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抄録

本研究は複式学級外国語活動における同単元同内容異程度(くりかえし案)での指導の効果を検証するために,同単元同内容異程度の授業を受けた複式学級児童と,単式学級の学習指導案に沿った授業を受けた単式学級児童のパフォーマンステストの結果の分析を通して,児童のリスニングやスピーキングの学習効果にどのような違いが生じるのかについて検討した。その結果,単式学級4年生児童と複式学級4年生児童では,リスニング及びスピーキングの学習効果に大きな差は見られないことが明らかになった。一方,単式学級4年生児童と複式学級3年生を比較した際には,リスニングには大きな差はなかったが,スピーキングについては複式学級3年生児童の得点が低くなった。しかし,同単元同内容異程度(くりかえし案)で,複式学級3年生児童がもう一度繰り返し学習することを踏まえると,十分に学習内容の定着を保証することが可能であると言える。

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