見通し活動を授業に取り入れることで学習者はどう学ぶか

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タイトル別名
  • How learners learn by incorporating foreseeing activities into lessons
  • − A Case Study of Learning with TPM Sheets −
  • - TPM シートを用いた学びの事例的研究-

抄録

本研究は,授業の導入前に学習者自らが学習の進め方について計画を立てる「見通し活 動」の時間を設定することが学習者に与える影響を明らかにすることを目的とし,開発し たTPMシートを用いた授業実践をした。授業後のアンケートから,本授業デザインが学 習目標を達成する活動において学習者が役に立つと感じていたことが明らかになった。ま た,TPMシートの振り返りの記述分析から,授業の回数を重ねるごとに学習者は自身で 立てた学習計画に沿った振り返りをするようになった。以上から,本事例においてTPM シートを活用した見通し活動を設定する授業デザインでの学習を重ねた学習者は,〈自己課 題・学習計画〉→〈学習活動〉→〈振り返り〉の過程で繋がりを持たせながら学習をして いたことが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390862864957981824
  • DOI
    10.60392/rinkyokyo.23.2_13
  • ISSN
    27592685
    1883180X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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