若い世代の健康的な食生活の実践と学童期の食習慣との関連における性差

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タイトル別名
  • Gender-based Differences in Healthy Eating Practices and Association with Childhood Dietary Behaviors in Young Adults

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説明

<p> 本研究は, 若い世代における健康的な食生活の実践と学童期の食習慣との関連について, 男女による違いに着目して検討を行った. 健康的な食生活の実践状況や学童期の食習慣についての質問で構成されたオンライン調査に回答した18~29歳の男女500名を解析対象とした. 自由記述データは, 質的内容分析によりカテゴリを生成した. 健康的な食生活の実践と学童期の食習慣との関連は, ロジスティック回帰分析を用いて解析した. 健康的な食習慣の実践を行っている者 (実践群) の割合は, 56.2%であった. 内容分析の結果, 主要な実践内容や実践しない理由において一部, 男女差が認められた. またロジスティック回帰分析の結果, 健康的な食習慣の実践と関連する学童期の食習慣は, 男性は「食育機会」, 女性は「健康的な食事」であり, 性別により異なることが示された. 以上より, 若い世代における健康的な食習慣の実践と関連する学童期の食習慣には性差があることが示唆された.</p>

収録刊行物

  • 日本家政学会誌

    日本家政学会誌 75 (7), 285-299, 2024

    一般社団法人 日本家政学会

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