小規模製造業集積地域におけるものづくり拠点の整備実態に関する研究

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タイトル別名
  • Research on the current state of makerspace development in areas with small-scale manufacturing clusters

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説明

<p>小規模製造業が集積する地域では、後継者不足や生産拠点の大規模化によって産業の衰退が著しく進んでいる。本研究は、産業活性化や地域再生の場として期待されている「ものづくり拠点」の整備実態と活用手法について54都市を対象に分析した。ものづくり拠点は施設用途の違いから企業支援型、発信型、複合型の3つの形態に分類され、都市規模や地域の産業品目の特性によって整備されやすい施設形態が異なることが分かった。また、ものづくり拠点は生産品、製造技術、市民のノウハウを新たな形式で活用することで地域独自の活動が行われていた。さらに「運営者の仲介」「ものづくりと異なる機能の共有」「ものづくり活動の拡張」が拠点運営の基盤となることで活動の効果を高め、地域内の新たなつながりづくりに貢献していた。</p>

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 59 (3), 1304-1311, 2024

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (6)*注記

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