中間言語対照分析(CIA)のためのI-JASダウンロードデータの加工 : I-JAS for CIA の整備

書誌事項

タイトル別名
  • Resampling of the I-JAS Data for Contrastive Interlanguage Analysis : Compilation of "I-JAS for CIA"

説明

「多言語母語の日本語学習者横断コーパス(I-JAS)」は、2020年のリリース以降、日本語教育・第二言語習得の研究分野で広く使用されている。しかし、海外の学習者コーパス研究で広く実践されている計量的な中間言語対照分析(contrastive interlanguage analysis:CIA)は、I-JAS 研究ではあまり普及していないようである。この理由の一端は、I-JAS の習熟度データの複雑性と、I-JASのダウンロード版テキストデータの扱いにくさにあると思われる。そこで、筆者は、習熟度を統制したCIAの実現のため、新しい習熟度指標で1,000人の学習者を再分類し、すべてのテキストデータを単一のエクセルシートに集約した「I-JAS for CIA」というデータシートを作成した。本稿は、「I-JAS for CIA」の構築過程とその利用法、また、研究応用の可能性について報告する。

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