理科授業を通した小学生の類推する力の変容について : 仮説形成に着目して

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タイトル別名
  • Transformation of the bility of elementary school students through analogy : focusing on hypothesis formation

説明

小学校理科において,児童が仮説を設定するための類推する力を育成する指導法として,児童が既習事項をもとに類推して仮説が設定できる教材を教師が提示すること,児童に話型を提示して類推を促すこと,児童へ類推の有効性を教示することの3つの手立てで構成した授業を行い,類推の過程の一つである「類似事項の想起」でどのような変容がみられるかを調査した。その結果,類似事項をあげることができない児童が減少したこと,類似事項と妥当な理由をあげられるようになった児童は,授業前と類似事項を変更していることが明らかになった。このことから,前述の3つの手立てに加え,類似事項を的確に検索する方法の指導と得られた類似事項の中の要素を的確に選び出す指導の必要性が示唆された。

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