『備荒草木図』上巻に掲載されている草木について

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タイトル別名
  • A Study of Vegetation in the Upper Volume of the “Bikousoumokuzu”
  • 『 ビコウ クサキズ 』 ジョウカン ニ ケイサイ サレテ イル クサキ ニ ツイテ

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抄録

『備荒草木図』上巻に掲載されている43種の草木について調べた.殆どが日本や東アジア等に分布している.北海道十勝に生育する植物も多い.また,生薬や民間薬として使用されているものが多い.調理法はゆでて食べる方法が殆どである.味つけは,塩とみそである.食べるのは,葉が最も多く,次いで若芽であり,根や実の使い方や,かてもの,蒸しもち,粥・飯の食べ方を記述している.草木の前処理は,灰汁を使ってから,水に浸して苦味などを抜くものが多い.草木の性味は,味は甘味が最も多く,次いで苦味・辛味が多い.性は平性が最も多く,次いで寒性や微寒性も多い.

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