デクスメデトミジン持続投与が覚醒時興奮の抑制に有用であった,骨形成不全症患児に対する全身麻酔経験

書誌事項

タイトル別名
  • Effective Intravenous Administration of Dexmedetomidine to Prevent Emergence Agitation after General Anesthesia in a Pediatric Patient with Osteogenesis Imperfecta

この論文をさがす

抄録

<p>骨形成不全症は骨の脆弱性を主徴とした先天性疾患であり,全身麻酔の際は易骨折性に対する配慮が必要である.特に小児症例では,麻酔導入時や覚醒時の興奮に対する体動抑制により骨折を引き起こす可能性が危惧される.今回,骨形成不全症Ⅱ型患児に対する全身麻酔において,デクスメデトミジンの持続投与が覚醒時興奮の抑制に有用であった1例を経験した.小児の覚醒時興奮予防に対するデクスメデトミジンの有用性については,今後も至適投与量や安全性の検討を行っていく必要がある.</p>

収録刊行物

参考文献 (5)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ