The Four Question Strategy(4QS)を用いた仮説設定の指導が素朴概念の転換に与える効果 : 質量の異なる台車の斜面上の運動の実験を例として

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Effect that Guidance of Hypothesis Setting using the Four Question Strategy (4QS) gives to Conversion of Naive Concept : Using an Experiment on Movement of a Trolley with Different mass on a Slope as an Example
  • The Four Question Strategy 4QS オ モチイタ カセツ セッテイ ノ シドウ ガ ソボク ガイネン ノ テンカン ニ アタエル コウカ シツリョウ ノ コトナル ダイシャ ノ シャメン ジョウ ノ ウンドウ ノ ジッケン オ レイ ト シテ

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抄録

<p>本研究は,質量の異なる台車の斜面上の運動について実験を行う時に,The Four Question Stratcgy (4QS)を用いて生徒自身が仮説の設定を行うことが,慣性概念の理解に対して与える影響を検討することを目的として行った。その結果,2つのことが明らかになった。1つは,4QSを用いた群は,4QSを用いなかった群よりも,実験結果を正しく認識する生徒が多いだけではなく,慣性概念の理 解においても正しく理解できるようになる生徒が多かったことである。もう1つは,斜面 上の台車の運動と質量の関係について授業前に科学的に正しい考えをもっているか誤っている考えをもっているかは,慣性概念の理解に影響を与えないことである。むしろ大きな影響を与えるのは.従属変数と独立変数を言語化した仮説を学習者自身が明確に認識し記述することである。</p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 50 (3), 67-76, 2010-03-03

    一般社団法人 日本理科教育学会

参考文献 (9)*注記

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