右房内の腫瘍塞栓に対し経過観察しているStage IV Wilms腫瘍の1例

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タイトル別名
  • A case of Stage IV Wilms Tumor with tumor thrombus extending into the right atrium to be observed

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抄録

症例は2歳5か月女児.腹痛,血尿を主訴とし,画像上左腎腫瘍と右房に達する腫瘍塞栓および肺転移を認めた.開腹腫瘍生検にて左腎原発Wilms腫瘍Stgae IVと診断した.91A1を3クール終了後腫瘍塞栓は肝静脈流入部に径約1cmを残すのみとなった.左腎腫瘍摘出術後,91A1を3クール追加し,残存腫瘍塞栓に対しては増大すれば摘出する方針で経過観察とした.現在3年経過するが腫瘍サイズの変化はみられない.

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参考文献 (12)*注記

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