洋風・和風リビングルームの配色調和感
書誌事項
- タイトル別名
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- Color Harmony of Living-room in European Style and Japanese Style
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説明
この論文の目的は洋風, 和風リビングルームにおける配色調和を調べることとイメージ表現のためのインテリアデザインの創作に関しての参考資料の提供にある。部屋の中のインテリア空間であるソファー, カーペット, カーテンを配列した和風, 洋風の2つのリビングルームを3Dビジョンを用いて構成した。33種類の実験用色サンプルがインテリアに調和した色を配置するに当り選択され, 得られたこれらの色はコンピューターグラフィックスのモニター上のインテリア部分を見ながらインプットされた。イメージテス卜はリビングルームの色刺激を用いて行なわれ, 次のような結果が得られた。リビングルームの色の感情効果は和風, 洋風共に3つの因子から構築されている。評価性, 活動性, カ量性の因子である。評価性の因子と力量性の因子は色相によって影響される。活動性の因子には卜ーンが影響する。色相関係において, 類似色関係をたもつ3色における暖色の配列は非常に良く調和する。またこれらの色は彩度の低い色であり, そしてより高い明度の色はリビングルームの調和をよくする。
収録刊行物
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- 日本色彩学会誌
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日本色彩学会誌 19 (2), 43-49, 1995-08-01
日本色彩学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542543045184527744
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- NII論文ID
- 110001709085
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- NII書誌ID
- AN00313976
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles