左肺上葉抹消に発生したGranular Cell Tumorの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case Report of Granular Cell Tumor of Peripheral Lung Origin

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説明

症例は48才女性,数年来左肺腫瘤影を指摘されていたが,この間腫瘤の増大は認められていない.腫瘍は左舌区末梢に存在し3cm大で境界は明瞭であった.腫瘍細胞は多量の好酸性穎粒状の細胞質を有し,この穎粒はジアスターゼ耐性,PAS陽性であった.酸フォスファターゼ活性は強陽性で,電顕的にもライソゾーム穎粒を多数認め,また間質にはangulate bodyを有する細胞が存在しGranular cell tumorと診断した.末梢肺発生例は自験例を含めて2例の報告があるにすぎない.〔肺癌26(1):97〜102.1986〕

収録刊行物

  • 肺癌

    肺癌 26 97-101, 1986

    日本肺癌学会

被引用文献 (4)*注記

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