マウスの脳硬膜上からの聴覚脳幹誘発電位
書誌事項
- タイトル別名
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- Auditory brainstem response (ABR) with the epidual recording in mice
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説明
著者らの教室ではてんかんモデル動物(マウス、ラット)が系統維持されている。これまでにこれらの動物からの脳波導出法や解析法などの研究が行われてきた。てんかん発作の原因については不明な点が多いが、飼育中にてんかん発作を起こした動物の鳴き声から他の動物たちに発作が広がっていくことや数回放り投げることにより発作を生ずることなどが観察されている。てんかん発作と聴覚反応の関係を解明する手がかりとして聴覚脳幹誘発電位(ABR)をマウスで記録した。本実験では、電位導出には当教室で開発された関電極が脳硬膜上に配置される手法を用い、てんかんを発症するElマウスとその母系であるてんかん非発症のddYマウスについてクリック音刺激後10msecのEEGを1024回加算して得られたABRを比較した。その結果、再現性の高いABRが記録され、ピークの潜時の日齢による推移に系統間の差が見られたので報告する。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 98 (671), 7-10, 1999-03-18
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570009752500115712
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- NII論文ID
- 110003287545
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- NII書誌ID
- AN1001320X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles