-
- 村尾 忠廣
- 愛知教育大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Durational Archetypes and Assigning Closure Ranking
この論文をさがす
説明
本論の目的は、構造音の決定に関わる音長クロージャーに関して、次の二つの問題を理論的に整理することである。第1は、ナームアの旋律的原型構造の理論を、音長の原型パターンとして応用してみせること。応用的に分析した結果、音長にも旋律の場合のような原型構造-3つの基本プロセス型と、6つの派生クロージャー型、合計9つのパターン-を抽出することができた。すべての音長パターンは、この9つの原型パターンの組み合わせとして考えることができるわけである。第2の問題は、この9つのパターンが、クロージャーとしてのアクセントを生じさせるとすれば、どのように決定、測定されえるかということ。ここでは、従来の音長アクセントの理論にこだわることなく、長-短の進行的プロセスにおいても、変化として認知される条件のもとでは、クロージャーとしてとらえることとした。そうすることによって、6つの派生型のクロージャーの質的な違いと、量的なレベル、ランキングの設定が可能となったのである。
収録刊行物
-
- 情報処理学会研究報告. MUS,[音楽情報科学]
-
情報処理学会研究報告. MUS,[音楽情報科学] 12 13-18, 1995-10-21
一般社団法人情報処理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1570291227269994880
-
- NII論文ID
- 110002935537
-
- NII書誌ID
- AN10438388
-
- ISSN
- 09196072
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles